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初任配属は管理会計の担当でした。経理総合職10年間の総括(1/5)

上場企業の総合職として、経理で働いた10年間を総括した記事です。同業者の方はもちろん、経理の仕事に興味がある方は読んでいただければと思います。

私は新卒から入社した会社に、幸運にも希望していた経理部門に配属され、その後10年勤務しました。

全国転勤のある会社に、事務系総合職として入社したにも関わらず、初任配属からずっと部門から異動することなく仕事ができたのは、恵まれていたかもしれません。

いわゆる“本社経理”に長く在籍していたおかげで、上場企業の経理部がやっている実務を一通り経験することができました。

そんな私ですが、ここで部門外への異動が決まり、いったん仕事に区切りがついたので、ここまでの経験振り返り記事にしてみようと思います。

記事を5つに分けました
  1. 初任配属は管理会計の担当でした。(当記事)
  2. 企業の財務担当として銀行対応しました。
  3. 連結決算の担当は苦労するけど力がつきます。
  4. 税務担当として連結納税と税務調査を経験しました。
  5. 経理で働いたことで得たもの、失ったもの。

ではさっそく初任配属から振り返っていきたいと思います。

希望通り経理部に入りました

初任配属が決まるまで

私は会計士試験を諦めたのち、新卒の就職活動をして日本のメーカー企業に就職しました。私の会社の採用は職種別採用がなく、事務系と研究系の総合職枠があるだけでした。

初任配属は3カ月の新人研修が終わったあとに決まります。

同期は約50人でした。入社後は、全員で研修を受けた日々が懐かしいですね。今でもそれなりに仲がいいと思っています。

ちなみに研修所はかなり田舎街にありまして、不自由でもどこかのどかな生活を楽しんでいましたね。自社のことを学ぶ講義があったり、工場見学をしたりとにかく吸収をする日々です。

特に夜まで終わらない課題があったり、工場のラインに入って作業するようなこともなく、今思えば比較的やさしい会社だったかなと。

研修終了の1週間前には、全員順次名前を呼ばれ初任配属の内示が行われます。

皆とにかくどきどきして呼ばれるのを待っていたのを覚えています。特に事務系の大半は営業配属であり、その7割は地方の支店配属となるため、それぞれの思惑が渦巻きます。

中には「外れくじ引いたわ…」と言ってがっくり肩を落として帰ってくる者も(私は住めば都というし、そこまで落ち込まないでも…と思っていました)。

私は会計士を諦めたとはいえ、経理の仕事に就きたいと考えていたので、経理部を希望していました。

自分の名前が呼ばれ、経理部配属を伝えられたときには心の中でガッツポーズしましたね。

事務系同期は皆営業やマーケティング、商品開発を希望していたので、経理希望者は私だったのである意味ラッキーです。営業だったら、それはそれでやってみようと思っていましたが…。

採用面接の時点で経理希望を伝えていました

ちなみに私の場合、採用面接の時点で経理希望であることを伝えていました。

「入社後どんな仕事をしたいか」という就職活動では一般的な質問がありますが、そこで経理面で会社を支えたいといった旨の内容で返答しています。

メーカー企業の場合、新卒総合職で間接部門を希望するのは比較的マイナーですが、対策をして運が良ければ希望通りになるということもあるわけです。

しかし希望通りの経理部門配属となり喜んでいたのも束の間、現実は厳しく最初の1年はそれなりの苦労をすることになります。

職場では最初から打ちひしがれました

半分学生気分で過ごしていた新人研修時代とは違い、実際の職場に配属されてからは理想と現実のギャップに打ちひしがれました(ちょっとオーバーな言い方)。

というのも、私は大学4年生のときに税理士事務所でアルバイトをしており、そこでは書類コピーや製本、簡単な仕訳入力などの仕事をしていました。新卒1年目の仕事はだいたいそれと同じようなものかと思っていたわけです。

私、まったく意識高い学生ではなく、インターンもしたことなければ、大企業サラリーマンの仕事そのものの理解がかけら一つなかったですよね…。

新人である自分は何もできないのだから、1年は雑務くらいしか任されることはないだろうと思っていました。ある意味、大甘な考え方ですね(笑)

(今となっては)当然ですが、総合職がコピー取りを任されることなんかはなく、実際には経理の実務、総合職としての仕事をしっかり担当することになりました。

特に私が入社したときは、グループの人員にも余裕がなく、新人とはいえ1人分の仕事がしっかりと割り当てられました。

社会人として、経理パーソンとしての自覚、素養がまったくない状態で行った仕事は、本当に散々なものでした。めっちゃ怒られました。愛のムチですね(笑)

こんな仕事っぷりでした
  • 自分で作成した資料の数字を、集計後ノーチェックで提出
  • 自分が担当に割り振られた仕事をスケジュール化せずスルーし炎上
  • 一般職の方などに仕事を頼むとき、自分が理解しないまま指示
  • 締め切りに間に合わない仕事を期限のタイミングでギブアップ報告

以上、過去の自分の恥さらしになりますが、最初の最初は本当にこんなもんでした。

今ではすっかり教える側の人の私ですが、新人は本当に何も訳わかってないという前提で接するようにしています。当時の自分を思い返すと、今の新人は優秀な人ばかりです。

単体決算の担当として管理会計のグループへ

管理会計の担当として経験したこと

最初に配属されたグループの仕事内容は、持株会社、そしてグループの中心となっている事業会社を中心とした各社単体決算を取りまとめでした。

主に管理会計に比重をおいたミッションがありましたが、そのなかでも制度会計の仕事もやっており、単体決算に関する幅広い知識を得ることができました。

担当業務一覧

月次決算、四半期決算、年度決算、予算作成に関するあらゆる業務

多種多様な会計仕訳計上、売上仕入管理、固定資産管理、原価計算、財務諸表作成(PL/BS)、業績分析、会社法決算、予算財務諸表作成

もちろんこれだけ幅広い業務を一人で担当するわけではなく、メンバーで分担します。大企業にも関わらずあらゆる業務を担当するチャンスがあったというのは幸運だったかもしれません。

このなかでもコアだった業務を3つほどピックアップして振り返りたいと思います。

ちなみに資金の管理=財務、税金の計算=税務は、別のグループの仕事でした。私はのちに両方経験することになりますが、当時は訳も分からず先輩たちがやってみるのを傍目に見ていました。

企業会計の仕組みと仕訳の理解

経理としての基礎知識は、経理の新人らしく、仕訳チェックの仕事をひたすらこなすことで習得しました。

当時、私の月次決算の仕事の大半は、仕訳をきったり、そのチェックをしたり、とにかく数をこなしました。すると驚くことに自然と成長するんです。

簿記の教科書で学んだことを、新ためて実務を通して勉強し直したといった感じです。仕訳がわからないときはネットや書籍で調べ、それを繰り返すことで底力がついたかなと思います。

簿記検定もそうですが、私は教科書を読んだだけで理解するのがかなり苦手です。今でも実務を通して覚えた方がずっと効率的に理解できます。

資格試験が苦手な方も、必要以上に気にし過ぎないでいいかと思います。

のちに私は、本社で使っている会計システムを、グループ会社に導入しました。

このときは入社2年目とかだった気がしますが、導入担当として指名されたときは、急いでシステムを覚えて、そのままグループ会社の方々に説明するという余裕のない状況でした。

地方にあるグループ会社への出張も含め、今思えば楽しい経験でしたね。

会計システムの仕組みを把握していると、会計データを使ってできることが増える、できないことが分かる、情報の流れが掴める、と使えるスキルが多数身につきます。

自社で使用しているシステムが何であれ、一度一つのシステムをしっかり覚えれば、転職して別の会計システムを使うことになっても相当覚えは早くなります。

単体決算の損益分析は企業経理の中心

単体決算の担当として、特に会社から期待され、人事評価の軸になっていたのは管理会計でした。管理会計というと範囲が広くイメージがぼやけるので、ここでは“損益分析”と捉えて下さい。

会計処理をする、PL、BSを作るというのは、会社の取引実績を、あくまで決められた会計基準に従って集計する作業に他なりません。つまり、それをミスなく効率化することで価値は生まれるものの、ある種やって当たり前の世界になっています。

会社の役員、経理部門長、事業管理をしている方々、つまり経営をしている方々にとって大事なのは、経営判断をするためのわかりやすい指標です。すなわち損益増減の理由が分かる分析資料を求められます。

経営層のトップは、横文字の経営指標(ROA、ROIC、EBIDA…)を気にしたりしますが、事業の現場ではあくまで今も営業利益、事業利益をターゲットにしています。

定型的な予算比較、前年比較の比較表を作る以外にも、重点的に投資している商品の損益分析、新規導入した設備の稼働率にフォーカスした資料をタイムリーに提供します。

最初の頃は作る資料のミスが多くて案の定、先輩や上司に怒られたこともありましたが、少しずつ慎重になったり、チェックする癖ができて資料作成の精度が上がっていきました。

最初の頃は作った資料の数字を見るという癖がなく、作成ミスで出るはずがない異常値が出ていてもスルーして提出、なんてこともありましたね…。今は(ほぼ)ないです。

損益分析の実務は、あれ出せこれ出せと言われ資料を様々なパターンで作るのは大変でしたが、おかげさまで成長に繋がったと思っています。

  • 効率的なエクセルの使い方
  • 人に見せる資料の分かりやすさ
  • 経営層が必要とする資料のツボ

これらは本当に超重要なスキルで、10年以上経った私が今でも痛感させられています。経理パーソンが抑えるべき必修のテーマですね。

ただ経営層が必要とする資料のツボは、常に考えさせられていますし、今でも「この資料絶対要らないだろ…」的に思うこともありますが、私が知らない世界で必要なんだと割り切っています。

原価計算の仕事は製造現場とのコミュニケーション

管理会計の担当は全部で約4年くらいでしたが、最後の1年は工場がある会社を担当し原価計算も経験させてもらいました。

原価計算はメーカーの経理なら1度は担当することをオススメします。

理由は大きく2つ。

  • 製品原価は事業の生命線であり、経営層になるとき素養があると有利
  • 製造部門のキーマンとの繋がりができる

私の会社の原価計算はかなり細かく実績を管理しており、予算も詳細なものを作ります。作業が多く、相当の労力かけて原価管理しているため、その分管理が複雑で苦労しました。

しかしここで製造部門、生産管理の方々とコミュニケーションを取り、お互いに助け合える関係を作れたのは良かったです。経理と製造/生産は切っても切れない関係です。

ただ、正直テキトーな予算原価作ってくる担当者などがいたのも事実です。いかにスケジュール通りに人を動かし、成果物の質を上げることが難しいかを痛感しました。

管理会計(単体決算)を担当した経験まとめ

働いていて特に嬉しかったこと

今になるとより実感しますが、経理における私の原点はまさに単体決算を担当した経験です。

といっても、多いときでも日に4~5時間程度。平均的にはざっくり2時間くらいだったかと思います。

単体決算を締めるにあたっては、数年経験すれば一通りのことができるようになります。ただ、管理会計については常に変わる経営環境、業績に応じて柔軟な立ち回りが必要となります。

特に充実感を感じ、仕事を通して嬉しいと感じたのは、事業会社への方々への分析資料を提供し、感謝されたという経験です。

自分の経理スキルが上がっていくのはもちろん充実を感じますが、結局それ以上に印象に残っているのは経営に使える分析資料をアウトプットできたときでした。

「助かったよ」「これ参考にするよ」などと声をかけてもらい、事業の経営に役立てて貰えることは、経理冥利に尽きるなぁと思うわけです。

働いていて特に辛かったこと

逆に辛かったことは、自分のスキル不足でとにかく時間がかかり残業が多かったことです。

といっても、多いときでも日に4時間程度。数回だけ5時間くらいです。日を跨ぐこともなく、多い年でも平均的には約2時間くらいでしょうか。

当時の所属の状況では、人が不足気味で、新人のときからほぼ1人分の仕事を割り当てられました。周りの先輩方も余裕がなかったですし、残業は最初から多めでした。

やっぱり能力がないルーキーイヤーからのフル回転は無理あると思います…。

あとは下らない話なんですが(といっても当時の私には死活問題でした…)、当時の上司がとにかく怒ると怖い方で、けっこうビビりながら仕事をしていました。

やっぱ怒られながら仕事するって辛いですよ。

その後、私の成長に応じて認めてくれたところもあり最終的には怒られることも少なくなりました。今となっても、私は基本的に誰かに強烈なストレスをかける必要は相当限定すべきと考えています。

管理会計としてのキャリア総括

  • 経理業務の基礎を理解し自信になった
  • 事業会社キーマンと横の繋がりができた
  • 財務諸表を読む目が養われた

管理会計を中心に、単体決算の担当になったことで得たものは今の自分のコアになっています。

簿記の教科書でしか知らなかった世界が、実際の職場で目の前にあるというのは小さな驚きの連続でした。

面白いのは、検定試験では自分で何でも電卓叩いて計算しなければならないような集計も、会計システムを通せばほぼ自動で財務諸表ができてしまうことです。当たり前ですが、会計の理解さえしていれば、資格がなくても実務ができてしまいます。

逆に、設問であっさり前提として与えられるような基礎情報のなかには、製造現場で人の手で計測しているようなものもあったり、実務の世界ならではの苦労があったりします。

効率、非効率、どっちの意味でもギャップがありますが、それに対しあーだこーだと言うよりも、現状の現場を前提にして、そこからいかに良い職場にできるかを考えるのが腕の見せ所です。

その会社で計上される仕訳を知り、売上や仕入など取引管理をしているシステムを覚え、計算された損益を分析して会社経営に役立てる。シンプルに経理のミッションをこなす経験ができました。

ちなみに私は、新社会人になり土日の過ごし方が分からず、暇すぎて教習所に通い大型二輪免許を取得しました(今でもバイクを買ったことはありませんが)。

「以上、初任配属は管理会計の担当でした。経理総合職10年間の総括(1/5)」でした。

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