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公認会計士試験を諦めて就職活動をするという決断

今回のキーワード 会計士 諦めた 就職活動

新卒の就職活動を控えている人にも、第二新卒や転職活動のために「公認会計士」「税理士試験」を受けようとしている方に向けたコラムです。また、すでに勉強を開始していて、今後のチャレンジを継続するか悩んでいる方にも読んでほしいと思います。

内容は、私の経験を踏まえたメッセージになっています。私は、大学在学中に会計士試験を目指し、Wスクールをしたのち諦めて就職活動をしています。

公認会計士・税理士の資格試験を受験することで伴うリスク

先に確認しておきますが会計士・税理士は魅力ある資格です

YAHOO知恵袋やその他の質問サイトでたまに目にするのが、資格士業そのものの将来性を不安視し否定的な見方をする方がいます。おそらく士業の職場を現場のある一部しか知らずにコメントしているのだと思います。

(例)「会計士は斜陽産業であり、クラウドやAIの発展に伴い仕事を失う」

(例)「税理士は飽和状態で、開業しても仕事の取り合いで枯渇状態」

ある一面から見れば間違っていないとも言えますが、それで魅力がないという結論に至るのは間違いです。

まず会計士でも税理士でも、就職市場というのは、資格に対してではなく人物に対して開かれているものです。

資格試験の合格はその人の付加価値となり、職業選択の可能性を広げるものとなります。試験勉強で得られる知識は専門的で幅広く、それがない人に対する明確で効力の強いアドバンテージとなります。

専門学校に通う経済的な負担はあるが大きな問題ではない

会計士試験の専門学校の費用は、一年半程度の学習期間で一通り勉強するコースでおおよろ60~70万円程度となり、高額です。しかし、合格して中規模以上の事務所に就職する前提であれば、比較的高額な収入により短期間で回収できます。

3回チャレンジしたとして、初年度70万円+二年目50万円+三年目50万円=170万円です。学生であれば親の援助や理解が必要ですが、受験を検討されているということでその問題はクリアされているとします。ありがたいことに、一生懸命に勉強する子供のためにお金を負担してくれたり、貸してくれる親は多いです。 受験時は感謝して甘えさせてもらい、将来それ以上の親孝行をするのであれば、この一時的な経済的負担は解決できるでしょう。

本当に重要なのは時間を失うリスクに他ならない

このコラムで何より一番伝えたいのはこのことです。

資格は確かな付加価値であり、経済的な負担もクリアできるとしましょう。そこで認識しなければならないのは、価値のある時間を失うリスクです。

  1. 「新卒」という肩書きを持ち就職活動できる時間を失う
  2. プライベートの付き合いや趣味に費やす時間を失う

特に1.の重要性を理解して欲しいと思います。2.は人に拠るのだと思いますが、最低限の覚悟が必要ということは間違いありません。私は大学一年生の夏にTAC(専門学校)に入学し、二年勉強して三年生の夏の試験を受けてから諦めました。果的とてもいい判断したと感じています。

私が諦めた理由を、正直に書きたいと思います。

  • 専門学校の授業についていけなくなり、ミニ試験さえ受けるのが辛くなっていた
  • 受験仲間に負い目を感じるようになり、顔を合わせても楽しくなくなっていた
  • 親は理解(応援)してくれているが、卒業後資格浪人するのは不安にさせてしまう
  • 何年続くか分からないなか将来合格するまでがんばれる自信がない

やはり会計士試験はとても大変です。勉強についていけない状態では、休日でも丸一日勉強しないなんてことはできません。こんな気持ちのまま続けるのは厳しいと感じ辞めることにしました。初年度受講料の70万円を負担した親には申し訳なかったのですが、受験を諦めて就職活動をすることを伝えました。

結果的に、だらだらと続けずに、辞めるという決断をしたことが大正解でした。大学三年生の夏という、新卒採用に間に合うタイミングだったので、ほかの学生と同じように就職活動ができました。

その後は受験の経験を活かした就職活動で満足いく結果に

会計士試験を諦めたことをマイナスとして捕らえるのではなく、大学に通いながら専門学校の講義を受けた受験経験を自己PRとして説明しました。勉強を続けないのかという質問には、正直に「在学中に合格するのが難しいと感じた」と話しました。それでも、そこで得た会計知識を活かしたいとアピールすることでプラスに受け止めてもらえることが多いように感じました。

現在、新卒で入社した企業に、私は大手のメーカーで経理として勤めています。グローバル企業なので、取引の多様性や海外子会社を含む連結決算、連結納税もあってスキルアップができます。年収や福利厚生も十分に高水準だといえます。

真剣に悩んでいるからこそ自分の意思で決断しよう

親や友人、周りの環境を理由に受験するかしないかを決めるのは極力避けたいところです。なぜなら、就職活動に切り替えるのであれば、早いほうがいいのですが、外的要因は複雑であり、整理できないことも存在します。一方で、内的要因は自分の意思を固めることができれば、なにより納得感が違います。

自分の人生における重要な決断だからこそ、納得を優先させましょう。

それでも合格を目指すべき人

ここまでだと、会計士・税理士を目指さない方がいいと言っているだけなってしまっているので、最後に目指すべき人もいるということを述べたいと思います。

本当にやりたいこと=会計士・税理士の業務なら挑戦しよう

監査業務は公認会計士の独占業務ですし、事務所を独立開業するには税理士資格が必要です。

それがやりたいことであれば、資格は必要となります。資格試験の合格者には専門知識に裏づけされた会計業務が可能になり、それを期待される環境というのは無数にあります。

挑戦すると決まれば、合格するまでやりきるのみだと思います。

まとめ
  1. “新卒”の就職活動の価値は計り知れないほど高い
  2. 従って在学中合格が難しい場合は就職活動にシフトをおすすめ
  3. 不合格リスクを背負っても監査・開業がやりたければ受験あるのみ

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