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会社ごとに違いがある経理部と経営企画部の仕事内容と役割分担

ほぼすべての会社には経理部が存在しますが、大企業になると、別途、経営企画部という部署が設置されてることが多くなります。

経理部は決算をする部署、経営企画部は経営の舵を取る部署、程度には理解している方にも、もう少し具体的な仕事内容と役割分担について解説していきたいと思います。

経理部も経営企画部も経営数値を扱う仕事がある部署

経理部と経営企画部には、業務に強い親和性があります。

2つの部署における大きな共通点として、自社の決算数値を扱う仕事であるということが挙げられます。

あえて平易で分かり易い言葉を使うと、商品や事業、ひいては会社の「利益」に向き合う仕事だという点です。

そして、その利益をコントロールすることが期待されています。

ここで言うコントロールとは、不正をして利益を水増ししたり、所得隠しをして脱税をするという意味ではありません。自社の実情や市場の動向を把握し、目指すべき目標に近づくための材料を集め、適切に経営層に情報を提供するということです

会社ごとに違いがある経理部と経営企画部の役割分担

経理部と経営企画部のおおまかな違い

厳密ではないのですが、あえて分かりやすく表現すると、以下の通り役割分担をしています。

  • 過去の数字=経理部
  • 未来の数字=経営企画部

会計処理(仕訳処理、決算処理など)は、いずれの会社も経理部が行う仕事になります。会社にとっては、まずは実績を正しく認識することが必要になります。

一方、中長期(3年~)に渡る大きな経営目標は、経営企画部が行うことが多いです。どの事業でどれだけ稼ぐかといった、将来の画を描く仕事です。

会社ごとに違いがある2部署の役割分担(事例付)

実際には、会社によって役割分担は異なります。経理部にどこまで経営管理の仕事を任せるかで、会社ごとに部署のカラーが異なってきます。

ここでの事例について

いずれのパターンも、あくまで比較するうえでバランス型、経理部重視、経営企画部重視として例示しています。実際には、その会社の環境によって、どの様な分担がバランス取れていると考えるかはバラバラです。

まずはバランス型です。この例示をベースにして考えていきましょう。

実績の数字を固めるのは経理部、将来のビジョンを描くのは経営企画部という役割分担をしています。業績予想が経理部側に入っているのはよくある話で、進行年度の実績を把握している経理部の方が効率的に予想ができるといった事情があります。

次に、経理部重視のパターンです。①に比べ、比較的、経理部に仕事が集まっています。

経理部側に意思決定に関する強い権限があったり、経営数値を一貫して管理する機能をまとめる方針があるときは、このような分担となることがあります。

最後に、経営企画部重視のパターンです。

経理部は主に会計仕訳を処理しデータベースを作るまでで、その先は経営企画部が管理、統括するという方針がある場合になります。このような分担となっていると、経理部よりは経営企画部でキャリアを積んだ方が得策かもしれません。

目指すキャリアによって進むべき部署を選ぶ

将来的に目指すキャリアに進むためには、自分が望む職歴を積み重ねて行くことが必要です。

経理部でキャリアを積み重ねる

会計/税務のプロフェッショナルになるのであれば、経理部内で様々な業務を経験することで幅広く専門知識を身につけることができます。

総合的なビジネススキルが高いことが前提となりますが、経理のプロとしてCFO(最高財務責任者)を目指すこともできます。他社でも通用する経理の汎用的なスキルは、転職市場でも強みを発揮します。

経理部キャリアでの注意点

経理部で会計知識を積むことは非常に強い武器になりますが、それだけになってしまうと経理オタクになってしまいます。木を見て森を見ず、というような狭い料簡とならないよう、目の前の数字が経営のなかでどの様な意味を持つかを考える力を養うことが大切です。

経営企画部で会社の経営を肌身で感じる

経理部などの数字を扱う部署を経由して経営企画部に配属される方もいれば、事業のマネジメント能力を買われて経営企画部に抜擢される方もいます。

いずれにしても、会社の経営企画部に配属され、経営の将来像を描くのに携わる仕事に就くような方は、会社から非常に期待されていると考えて良いでしょう。

しかし、いくら“理想を描くのが上手”でも、経理の基本がわかっていないと、他人に経営を語ることは難しくなります。

経営企画部キャリアでの注意点

経営企画部は、経営層と近い関係にあるため、様々な雑務も請け負っている場合があります。そのような仕事の担当になってしまうと、経営戦略そのものを扱う仕事ができなくなるリスクがあります。

経営企画部に配属されるのであれば、“数字に強いこと、興味があること”を示して異動したいところです。思い通りのキャリアを歩むのは簡単ではありません。

経理と経営企画、両方を経験することも良し

経理部と経営企画部、両方を経験するなかで、数字と経営の繋がりを肌で感じることになります。その経験、肌感覚を持つことで、より早く合理的な意思決定ができるようになります。

そこで培われる能力を伸ばして行くことで、CFO(最高財務責任者)だけではなく、CSO(最高戦略責任者)を目指すことも可能になります。

役員をになれなくても無駄じゃない

残念ながら企業の役員となるには、運も実力も人より抜きに出ていないと、任命されることはありません。しかし、役員を目指すことで培われる能力は、たとえ部門長レベルでも大いに活かされます。ビジネスマンとしてのスキルを伸ばすことには、利点はあっても不都合な点はありません。

以上、「会社ごとに違いがある経理部と経営企画部の仕事内容と役割分担」でした。

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