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グローバル企業における海外勤務の職種別仕事内容

就職活動をするうえで、「海外で働きたい」といったモチベーションを胸に、グローバル企業の選考を受ける方は多いと思います。

総合商社は、総合職に対するキャリア形成の一環として、多くの社員に海外勤務を経験させます。メガバンク(都市銀行)には、海外への赴任経験をある程度前提にしているコース別採用もあります。

一方、企業グループとして海外展開をしていても、選ばれた小数しか海外勤務ができない企業が多くあります。今回は、そのような企業でもチャンスを広げるために、経理部門を経験するということをお勧めしたいと思います。

「海外で働きたい」理由は何だってOK

私は、企業で働くうえで「海外勤務で働きたい」と希望する理由は何だってOKだと思います。

もちろん、表向きの理由は、TPOに合わせた相手に期待された回答をすべきです。就職活動するときや、入社後にの人事異動の希望を出すとき、業務に関係ない理由を公言するわけにはいきません。

でも、個人のライフプランを充実させるうえで、憧れのある異国で働いてみたい、生活してみたいという気持ちが本音の理由だという方も多いのではないでしょうか。

でも、海外で働きたいという理由に、表向きなものもあれば、内向きなものもあるのが当然です。上手に結びつけて自分のモチベーションにするのが大切です。

海外勤務にはメリット、デメリットがありますが、メリットが上回り、海外勤務を経験してみたいと考えるのは普通です。

代表的な海外勤務のメリット
  • 海外勤務経験がその後の社会人生活に役立つ
  • 異文化、異人種のなかで働ける
  • 国内勤務時より1.5倍〜2.0倍の給与が貰えうる
  • 高い家賃の物件に会社負担で住むことができる

海外の都市部で高級物件に住み、海外勤務手当を含む高水準の給与を貰う。特有の苦労はあれど、海外勤務に憧れる方が多いのは自然なことです。

グローバル企業の海外勤務における仕事内容と職種

では、実際に海外勤務を希望するにあたって、現地にはどのような仕事があるでしょうか。厳密には企業の業種、海外展開の進捗状況にもよって異なります。

ここではあえてその仕事内容を、一つの事例として紹介します。

海外勤務をする際のイメージを膨らませるための参考にしてみて下さい。

営業(事業開拓)の担当として海外勤務する

事務系採用された方の多くが配属されるのが営業です。自社の商品・サービスを売る仕事ですね。

自社の商品・サービスを良く知り、それを売るためのコミュニケーションができる人は、国内だけでなく、海外でも需要があります。

海外の現地法人で販売活動を行い、グローバルに収益源を確保するという重要な役割です。

すでにビジネス展開が進んでいる市場で通常の営業活動をするだけでなく、新規に顧客エリアを拡大するための調査をすることもあります。

経理の担当として海外勤務する

営業と同様、事務系採用者ではありますが、経理の担当者やマネージャーとして海外の現地法人に勤務します。

単に現地法人の決算をするだけなら、現地採用の方や外部専門家に委託すれば大半をこなすことができます。その方が、高コストの本社出向社員を派遣するより合理的です。

では、なぜ現地法人の経理部門に日本から人を送るのか?

それは海外の業績や経営情報を日本の本社側で把握するためです。

日本の本社の意向や業績管理手法を把握しており、細かいニュアンスを含めたコミュニケーションを可能にします。

特に日本企業の子会社は、近年厳しくなり続けている国際税務の対応や、IFRSに移行する連結決算の対応といった特有の仕事も増えています。専門知識を持ち本社と円滑な情報交換ができる人材の需要が高いです。

研究・商品開発の担当として海外勤務する

研究系(理系)採用の方の多くは、研究や商品開発をする部署に配属されます。自社の商品・サービスの価値を向上、または新たに創造する仕事です。

このような仕事は、業種によっては海外勤務する機会はありません。国内と同じモノを売るビジネスをしている場合、現地に合わせた商品開発する必要性が低いです。

逆に、比較的稀ではありますが海外向けにモノをアレンジする必要がある場合、海外の現地法人で研究・開発をすることもあります。この場合は、海外勤務のチャンスがあります。

工場管理の担当として海外勤務する

理系の採用枠で働くメーカーの社員の方の中には、工場の管理をする方もいます。製造設備の構築やその管理を行う技術職は、エンジニアリング系とも言われます。

日本の工場で培った製造技術を、海外の工場でも展開、維持するのが主な仕事内容です。

採用枠や、実際に海外に派遣される人数は少ないですが、海外に工場を持つメーカー企業には必要な人材であることには変わりません。

ただし、日本と同じで、海外においても工場が設立される場所は都市部から離れた田舎であることが多いです。必然的に住む場所も不便な地域となることが多くなります。

会社の経営層として海外勤務する

海外にあっても、100%子会社であれば、国内の子会社と同じように社長など役員を選任するケースがあります。企業グループのガバナンスのため、本社側のグリップが利きやすい人材を送るのはセオリーです。

どんな職種にせよ、海外勤務を絡めて首位に認められる人材となれば、海外グループ会社の経営を任される役員として海外勤務をする可能性があります。

ここまで行くと仕事の責任は相当になりますが、一方で責務を果たす限りにおいては、報酬は人も羨むほど高額で、非常に恵まれたものになっています。

海外勤務への倍率が低い経理は穴場の職種

ここで改めてお伝えしたいのは、経理部の優位性です。

端的に言うと、経理部在籍経験があると、海外グループ会社への出向希望が適う可能性が高いです。他の職種に比べて倍率が低いと言えます。

グローバルカンパニーに入社しようとする方は、事務系(文系)、研究系(理系)に関わらず、海外勤務を希望する方の構成が高くなります。海外勤務希望者は、海外展開をしている会社に入ろうとするのは当然で、必然的に社内での競争は激しくなります。

そのなかで、海外勤務希望者に経理部門での就業経験をおすすめする理由は2つあります。

  1. 経理はマイノリティな職種であり、海外勤務のポストに対する希望者の倍率が低い
  2. 海外勤務経験が、その後の国内勤務において実務・キャリアに有効に働きやすい

まず、1つ目の解説です。

事務系採用で最も人数が多い職種は営業であり、経理部門の人数は相対的に少なくなります。現地法人にあるのは管理職としてのポストであることが多く、管理職として現地の仕事を取りまとめます。

営業にとっては、海外にあるポストは国内ほど多くなく、経理にとっては、国内と同程度のポストがある、という状況になりやすくなります。

そして2つ目は帰国後における海外経験の有効性です。

営業担当として海外経験をした後、その海外経験をダイレクトに役立てるには、国内と海外、両方に対し責任を持つ管理者とならなくてはなりません。そのような立場にあるのは、社長を始めとする役員クラスであり、そこまで出世できる方は限定的です。

一方、経理であれば、連結決算やグローバルな資金運用、国際税務と、本社として海外グループ会社を管理する仕事は多くあります。それらの業務の担当であっても、その管理職であっても、ダイレクトに海外勤務経験を活かすことができます。

経理は、その海外勤務経験を「一時の甘い蜜」とせず、その後の仕事・キャリアに役立てる「海外の実務と現場を把握した経験」として強みにすることができます。

私の解説通りではないケース

営業という職種の機能自体を子会社に委託している場合、単純に経理が有利とは整理できません。また、現地に法人はなく、営業拠点(出張所)しかない会社もあります。

ここでの解説は、海外に製造会社、または販売会社がある企業グループを前提としました。

以上、「グローバル企業における海外勤務の職種別仕事内容」でした。

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