今回のキーワード 就職活動 簿記3級 簿記2級
簿記3級、簿記2級が就職活動にとって重要だということを説明します。
もくじ
就職活動でのメリットは学歴学部を問わず効果あり
実際に働き始めると感じることになりますが、企業はお金を動かす活動をしており、その動きをコントロールできる人が強いです。
就職活動で会計の素養があるということをアピールできるのは有利です。資格を取っただけで即戦力になるわけではありませんが、会計の仕組みを理解しようとしていることをアピールできるのが有利なのです。
思い切って取ってしまいましょう。日商簿記検定!
私は大学1年生のときに簿記3級を取得し、2年生のときに簿記2級を取得しました。
結果的にこれが就職活動の採用から、経理への配属に至るまで有利に働きました。
3級、2級、1級のレベルとその費用対効果
簿記検定は日本商工会議所や各地の商工会議所が実施をしている検定試験です。
日商簿記検定 – 簿記|商工会議所の検定試験(商工会議所より)
検定試験は初級(旧4級)、3級、2級、1級とありますが、情報を表にまとめます(初級は商業高校で活用されたりしていますが、3級から初めてしまって大丈夫なので割愛します)。
日商簿記検定 | 3級 | 2級 | 1級 |
合格率 | 約40% | 約30% | 約9% |
難易度 | ☆ | ☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
就活評価 | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
受験料 | 2,800円 | 4,630 | 7,710円 |
試験日 | 2月,6月,11月 | 2月,6月,11月 | 6月,11月 |
結果発表 | 翌月 | 翌月 | 翌々月 |
試験時間 | 2時間 | 2時間 | 3時間 |
ざっとこの表を見て頂けたらわかるのは、簿記3級と簿記2級の費用対効果の高さです。
3級・・・会計に興味があり初歩的な知識があることを実証。勉強に対する行動力を示せる。
2級・・・企業で必要な会計の基礎を先回りで習得。将来の戦力となる期待を持たせられる。
1級・・・様々な会計基準の基本的な知識がある。会計に対する強い興味があることがわかる。
1級はその会計に関する深い理解をしていないと合格しません。論点も多岐にわたり、算式も複雑なものが含まれます。合格率が低い試験に挑戦するのは、就職活動に対する不安のなかで、おすすめはできなと感じます。
間違いなくおすすめは、簿記2級取得を視野に入れた、簿記3級の勉強のスタートです。
私は、就職活動を簿記2級取得をした状態で進めていましたが、グループ面接の際でも簿記2級をもってアピールしている人とは会いませんでした。一年に全国で3万人程度しか合格していませんので、他の人の差別化は十分です。
ストレスなく合格するおすすめの勉強方法
時間に余裕があれば専門学校を推奨
- 大学生(特に時間のある1、2年生、内定後)
- 転職活動中の社会人
資格の学校に申し込み、講義受けて勉強することが早い理解に繋がります。結果的に、早期合格に繋がります。
簿記検定は半端な知識で何度も受けることはおすすめしません。時間も受験料も無駄になります。
逆に、ある程度力をつけてから受けることでほぼ確実な合格が可能です。結果的に、資格の学校を使うことで低コストで合格が可能になります。
資料請求して、読んでみるだけでも面白いです。
元TAC講師VS元大原講師!合格しやすいのはどっちなの??(税理士業界就職応援メディアより)
資格の学校 TAC
業界大手のTAC(タック)です。私もこちらに通っていました。入ってくる情報、講師の安心感、何をとってもおすすめです。
まず間違いないと考えてよいと思います。
資格の大原
こちらももう一つの大手。講師の質問対応等に定評があり、校舎も多く存在します。
自分の家の近くにあるか、確認してみるといいと思います。
就職活動中や内定後はテキストと問題集で独学もあり
- 新卒の就職活動中(説明会やOB訪問、アルバイト等で時間が少ない方)
- 転職活動中の社会人(多少残業がありまとまった時間がとりにくい方)
時間がない方で、それでも合格を目指そうとしている方ほど、背水の陣で勉強されることかと思います。その分、資格の学校を使うことによる“モチベーションの維持”というメリットを受ける必要ないでしょう。
電車に乗っている時間等を活用できる書籍を利用した勉強で合格を目指しましょう。
- テキスト・・・通勤時間やすき間時間を利用して読む
- 問題集、過去問集・・・まとまった時間が取れるときに解く
結局は早く動いた人が有利になる
いろいろ書きましたが、興味をもったら早く行動を起こすことが大切です。
迷っている間に時間が過ぎあとから後悔しても遅いので、行動力が必要です。それは就職活動全体に言えることで、わずか半年くらいの期間にどれだけ早く動き、行動的でいられるかが勝負です。
モチベーションが高まったときに、アクションを起こすという癖を付けましょう。