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上場企業の経理部が解説する“決算短信(たんしん)”作成の裏側

今回のキーワード たんしん とは 短信 作成 決算発表

就職活動をしていると、“たんしん”という言葉を耳にする機会がありませんか?

正式な名称は、決算短信といいます。会社では経理部門を中心に社内の情報を整理して作っています。

決算短信って何? 経理部門はどんなことをするの?

決算短信の概要

決算短信を平易な言葉で表すと「会社の決算速報レポート」となります。

経理の人間は、社内の会計処理をすべて終わらせて決算書を作ります。それを始めて公の場に公表するのが短信です。

決算短信の目次
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
(2)当期の財政状態の概況
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
(4)今後の見通し
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(3)連結株主資本等変動計算書
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(5)連結財務諸表に関する注記事項

多くの会社は、これに加えて「補足説明資料」という業績説明を分かり易くまとめた資料を作っています。

決算短信の概要や読み方のポイントは、別記事でまとめたいと思います。

経理部門が記載すべき項目

決算短信の記載内容の大半は決算に関する情報です。上記内容はほとんど経理部門が作成していると考えて下さい。

業績開示をしているのは、連結財務諸表の内容になります。経理部門のなかでも、連結決算担当者が中心となって作成しています。

経理の面白さ(連結決算編)|仕事内容の理解と志望動機の参考に

経理部における決算短信の作成業務の実態

決算短信提出=決算発表なので締め切りとの戦いになる

原稿を作ること自体は難しくないが、締め切りまでにミスなく決算書を作ることが大事です。

連結財務諸表を作る担当者が、決算書の作成を終えればそのまま決算短信を作ることができます。

しかし締め切りまでに「連結財務諸表を作る」ことこそが簡単ではない業務になります。以下のフローを参照してみて下さい。

具体的な短信の作成フロー
  1. 決算発表予定日が決まる(役員や慣例によるトップダウン)
  2. グループ会社の単体決算書の受領日を調整する
  3. 期末日以降で単体決算書の作成が終わった会社から財務諸表を受領する
  4. 集めた財務諸表をもとに連結財務諸表を作成する
  5. 連結財務諸表をもとに短信の原稿を作成する
  6. 自社内でチェックを行う
  7. 監査法人(公認会計士)の監査を受ける
  8. 証券取引所に提出する

提出期限:事業年度終了後から45日以内(30日以内が望ましい)

このフローを見て分かるとおり、決算短信を作る過程こそが“その企業グループの決算業務そのもの”になります。

最終的に決算短信の原稿を作るのは連結決算担当者などの一部の人になりますが、その前の工程に多くの作業が終わっている必要があります。

決算書作成実務の余談

決算作業のスケジュールを組むときは、(少し荒っぽい言葉を使うと)社内で作業日程の奪い合いをします。

グループ会社の単体財務諸表を作成する担当者と、連結財務諸表を作る担当者が異なる場合、お互い自分が作業する日程を余裕を持ちたいわけです。

実際は職場でケンカすることはありませんが、全体として無理のない日程になるよう調整が必要になります。

短信の発表日は株主や投資家にとっての大イベントです

ステークホルダーといわれる利害関係者(投資家やアナリスト、銀行、取引先、消費者と様々)は、決算が発表された業績をその企業の評価の材料にします。

お金を貸している人や、サービスを受けている人は、このまま取引を続けていもいいか、信頼性を確かめることになります。

株価が動きます

決算の業績は、事前の投資家の予想から大きく乖離すると、株価が大きく動く要因になります。

安定して毎年利益をあげてきた企業が、突如大赤字の決算を発表すれば、発表と同時に株価は大きく下がることになるでしょう。

株式への投資が成り立つかどうかは、その会社の成長性にかかっているからです。

自分の手元にある数字が、経済に多少でも影響を与えると思うと、大きな仕事をしていると実感します。逆に、開示業務に慣れてくる頃には、自分の仕事の重大さを改めて認識することになります。

上場企業は、株式を使い市場から資金を集めることができる代わりに、その実態を正しく公表する義務があります。適切に処理して作られた財務諸表を、スムーズに開示することこそ、経理部門の重要な役割の1つと言えます。

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