山梨県の森のなかにある白州蒸溜所に行ってきました。
基本的には前年に参加した山崎蒸溜所ツアーに、白州の特徴であるピートの話が追加された内容という印象です。
楽しみにしていた試飲は、美味しい森香るハイボールの作り方も教えてもらいました。
同行者も、「これで1,000円で安い」と絶賛の充実ぶりでした。
白州蒸溜所の製造工程の見学ツアーがスタート
ウイスキー博物館に集合してイントロダクション
駐車場そばで受付を済ませて入場します。案内に従い5分ほど歩きます。
右手にウイスキー博物館が見えてきます。ここがツアーの集合場所になっています。
入口から覗くと樽が並んだ空間が! いきなりテンションが上がります。
中に入ると大きなポットスチル(蒸留器)があります。立派でかっこいいです。
定時にスタートして案内係さんからオリエンテーリング
ツアー開始の時間になると案内係の方がいらっしゃいました。
大型ディスプレイの前にある丸太に座り、本日のツアーの説明を受けます。
ハンドルキーパーの方は色の違うストラップが配られており、その人数確認もありました。
その後早速移動して製造工程の見学に向かいます。ウイスキー博物館を出て、工場内へ入ります。
入場するとまず、ウイスキーの製造工程を教えてもらいます。
ここは山崎で教えてもらった内容と被りますね。ウイスキー製造工程の基本は同じです。
まずは白州の特徴である原料工程から
原料工程は、お水と原材料に関する説明でした。
山崎のときとは違い、白州はその特徴であるピートについての説明がりました。ピートは本場スコットランドから輸入したものを使用しているとのことでした。
実際にピートに触ったり、ピートで原料処理された大麦(モルト)の匂いを嗅いだりすることができました。参加者みんな興味しんしんで楽しんでいました。
仕込み・発酵工程はさすがの大型設備
仕込は大型の槽で行われます。ここで混ぜ合わせられた原料がお粥状態なり酵素が働きます。
続いて、通路向かいには発酵工程があります。木桶で作られた槽の中でアルコールが生まれます。
蒸溜・熟成で原酒に無限の個性が生まれます
このあとは、一度外に出て工場内をバスで移動します。
水色のかわいいバスです。なんとこれは電気で動いているそうです。
5分ほどで貯蔵庫に到着します。入り口近くには樽のサンプルがあります。
熟成年数が経つにつれ酒量が減るというエンゼルシェア(天使の分前)の説明がありました。
壮大な量の樽が保管されている空間は圧巻です。こんなにたくさんの量を見ると、国産原酒の不足は本当なのかと疑ってしまいます(本当ですが)。
お待ちかねのテイスティングタイム
白州の構成原酒をテイスティング
製造工程を一通り見学したあとは、またバスに乗ってショップやバーのある建屋内にあるセミナールームに移動します。お待ちかねのテイスティングタイムです。
白州の特徴について説明を受けました。このあたりの複雑な風味を感じられる舌があるブレンダーの方がは本当にすごい…。正直私はわかりません。
そ・し・て!
テーブルには一人ひとり、テイスティングセットが用意されています。
ここで楽しめる構成原酒は「ホワイトオーク樽原酒」「ライトリーピーテッド原酒」です。
そして製品版の「白州」が2つのグラスに用意されています。一つはテイスティング用、もう一つは後述するハイボール用です。
おつまみも頂き、皆で楽しいひとときを過ごします。
最後に、ここで教えてもらったおいしい白州ハイボールの作り方を紹介します。
白州ハイボールの作り方
このとき教えてもらったハイボールの作り方は以下の通り。
- グラスに氷を入るだけいっぱい入れる
- マドラーで氷を回してグラスに霜がでる
- 白州をグラスの1/3くらいまで入れる
- またマドラーでグラスを混ぜる
- 炭酸が抜けないようソーダをゆっくりと注ぐ
- 一回だけでマドラーで混ぜる
- ミントをパフして添える
ミントなんてあるかーい! とツッコミを入れようとしたらミントも配られていました。
もちろん教えてもらった方法で作ったハイボールは最高の味でした。
やっぱちょっと手間を加えるとお酒は美味しくなりますね。
森の中の蒸溜所は最高のウイスキー体験をくれました
白州ウイスキーツアーは、これで1,000円かという驚異のコストパフォーマンスでした。行って楽しめない方はいないと思います。
特別ウイスキーが好きじゃなくても、お酒さえ飲めれば面白さを感じることは間違いなしでしょう。
白州蒸溜所のショップやバーについても解説した記事はこちらです。
山崎の記事も読んでみてください。
以上、「白州蒸溜所ツアーで教えて貰ったモルトウイスキーの基礎と白州の話」でした。
原料→仕込み→発酵→蒸溜→熟成→ブレンド