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山崎蒸溜所ツアーで教えて貰ったモルトウイスキーの基礎と山崎の話

京都と大阪の県境にある山崎蒸溜所の工場見学に行ってきました。

蒸溜所の訪問全体に関する記事はこちらです。

この記事では、メインの見学コースである「山崎蒸溜所ツアー(有料)」のレポートを残そうと思います。

サントリーのフラッグシップ・ウイスキーである山崎に代表されるシングルモルトウイスキーが良くわかる説明を聞くことができました。

参加すれば、誰でも「山崎」のファンになってしまうと思います。

8月某日、週末の9;50の回の「山崎蒸溜所ツアー(有料)」に参加しました。

山崎蒸溜所のウイスキー館2階が集合場所です。時間通りにスタートです。早速スタッフの方により挨拶があり、そのまま説明開始です。

定刻通りに山崎蒸溜所の製造工程の見学ツアーがスタート

1.シングルモルトウイスキーとは

まずは、工場内に行く前に、集合場所であるウイスキー館2階でそのまま講義が始まりました。

大麦と水のみを原料としたウイスキーをモルトウイスキーといい、そのうち1つの蒸溜所の原酒のみを掛け合わせて作られるのがシングルモルトウイスキーといいます。

そして、その製造工程を小型の模型を前に説明をして頂きました。現場に行く前の予習です。

ウイスキーの製造工程

原料→仕込み→発酵→蒸溜→熟成→ブレンド

思ったよりシンプルな工程だと感じました。醸造酒と異なり、蒸溜酒であるウイスキーは、不純物を取り除くことが容易そうです。

調べるとサントリーの公式サイトにも参考になるページがありました。実際に製造現場を見てから読んだので、よく理解できました。

ウイスキーのできるまで サントリーウイスキー

2.諸味と木桶の見学

工場内に入って続いて「仕込み」「発酵」の工程を見学です。

大麦に温水を加え、おかゆ状態にしたもろみを作ります。

山崎蒸溜所は、二つの川が交じり合う湿潤で水の美味しい場所にあるということでした。それが美味しいお酒を作れる条件の1つだということです。

「仕込み」はこの仕込み槽で行いますが、その後は木桶で酵母を加え「発酵」の工程に移ります。

これらの工程を終え、麦汁はアルコール分7%程度のもろみへと変わりました。

3.ポットスチルによる蒸溜

とんがった形をした特殊な窯、ポットスチルで「蒸溜」を行います。

面白いと思ったのは、ポットスチルの形状により蒸溜の流れが変わり、ウイスキーの味に個性を与えるということです。

現在、配置されているポットスチルは、全部で16基あるとのことでした。

工程のなかで、2回ほど蒸溜が行われるため16×16=256通りのパターンがあり、このあとに説明がある熟成の樽の特性によっても

4.樽による熟成

最後に、ウイスキーにとって、最も時間がかかり重要な工程である「熟成」を見学します。

ここに保管されている樽の量は圧巻です。樽の蓋には、詰められた西暦が残されています。

山崎蒸溜所ができたのが1923年。ここには1924年に詰められた樽もおいてありました。ただし、1930年代~1970年代の樽はほとんど見当たらなく、1990年代後半から2000年代がボリュームゾーンかなと思いました。

なんとなくですが、国産原酒が不足しているんだなぁと感じました。

ここで大変驚いた話があります。

以下の写真の左側が「10年以上経ったもの」、右側が「数年ほど経ったもの」と説明して頂いたのですが、量が全然違います。

樽が四季のなかで、膨張したり収縮したりして、呼吸をすることで水分が蒸発してしまうとのことです(倉庫内は温度管理をせず自然に任されているとのこと)。

なんと25年も経てば、樽の1/4以下にもなってしまうようです。

「そりゃ、、、山崎25年は高くなるわなぁ」と納得してしまいました。

4.ブレンダーによるヴァッティング

見学コースにはありませんでしたが、最後に「ヴァッティング」、そして「ブレンド」が行われます。

  • ヴァッティング…モルト原酒同士を混和
  • ブレンド…モルト原酒と麦以外の原料で作ったグレーン原酒をブレンド

ブレンダーと言われる職人は、ウイスキーの仕上がりを決める重要な役割を担っています。ブレンダーの長をチーフ・ブレンダー、最高責任者をマスター・ブレンダーと呼ぶとのことです。

見学チームの我々は、ここで最後にテイスティングの準備がされた会場に向かいます。

なお、このとき通った敷地にあった椎尾(しいお)神社は、サントリーのウイスキーROYALのキャップのモデルになっているとのことでした。

後半はテイスティングしながら解説を受けます

最後は人数分、しっかり準備された会場でテイスティングです。

ホワイトオーク樽原酒、ワイン樽原酒、山崎(ストレート用)、山崎(ハイボール用)と4つのグラスが置かれています。

解説を聞きながら、順々に試飲をしていきます。

ホワイトオーク樽は乾いた味わい。山崎のベースになっているのが分かります。ワイン樽はやはり純粋な甘みを感じます。

そしてそれらがバッティングされて作られる山崎を飲んで楽しみました。

テイスティング方法は、解説して頂いた内容がトレーの上のペーパーにも書かれていました。

最後の1杯は、サントリーのプレミアムソーダを使ったハイボールで頂きます。美味しい作り方を教えて頂き、おつまみと一緒に堪能します。

このとき配られた山崎蒸溜所特性おつまみも最高に美味しかったです。売店で買えるので、私も1つ買って帰りました。

樽燻シリーズという使わなくなった樽を燻製チップにして作ったおつまみラインナップです。

ウイスキーの世界にハマるきっかけになりました

とにかく楽しかったです。80分があっという間でした。

家にはNAの山崎、白州、響があるので、これらをより楽しみながら飲み進めていこうと思います。

白州も行ってみたいのですが、アクセスに難ありなので、いい機会があればといった感じです。

知多は一般向けに工場見学の受け入れをしていないようです。

国内だと、ニッカの工場もアリかもしれませんね。

以上、「山崎蒸留所ツアーで教えて貰ったモルトウイスキーの基礎と山崎の話」でした。

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