観たい映画が、2D、3D、そして4Dとそれぞれで上映されていた場合、どれを選ぶべきかわからない方に向けたコラムです。
つい最近、私も4Dの上映を行っている劇場で、どれを見ようか悩みました。というのも、4Dで映画を観たことがなかったからです。同じような方は参考にしてみてください。
このときは結局、空いている時間の関係でヒーロー物のアクション映画「ブラックパンサー(マーベル)」を4Dで観ました。内容は大満足でしたよ。
ブラックパンサー(マーベル公式より)
結論からいうと、2Dもわるくないという話です。
ちなみに3Dは以前から洋画のアクションモノを中心に鑑賞経験がありましたので、それらの経験を比較材料として感想を書きます。
2D 3D 4D それぞれどのような違いがあるか
2D ・・・いわゆる通常の映画館のシアタールームです
ご存知、多くの方が幼少期から慣れ親しんだ、いわゆる普通の映画館のシアタールームです。画像は平面ですが、劇場によってその画質や音響のレベルはそれぞれであり、差があることを無視してはいけません。映像美や音楽を楽しみたい映画は、新しい映画館に足を運びましょう。
2Dの一般的な料金
一般 | 1,800円 |
シニア | 1,100円 |
学生(大・専) | 1,500円 |
中・高校生 | 1,000円 |
3D ・・・メガネをかけて立体的な映像を楽しめるムービーです
3D観賞用に特殊なカメラを用いて撮影された映像を、専用のメガネをかけて観ることで立体視を実現する映画です。製作にもコストがかかるため、3D版も製作される映画は限られています。
その立体感の演出は高品質ですが、画面全体が暗めになることに留意しましょう。
3Dの一般的な料金(+3Dメガネ購入代100円)
一般 | 2,200円 |
シニア | 1,900円 |
学生(大・専) | 1,400円 |
中・高校生 | 1,400円 |
4D ・・・3Dに加えて最新のシアタールームで特殊効果を楽しめます
新次元の4DXアトラクションシアター(ユナイテッド・シネマより)
私がこのとき観たのは、ユナイテッド・シネマが採用している4Dのシステム「4DX」です。事前に確認していればよかったのですが、この公式HPに記載されている注意事項は重要です。
本当に、各シーンでいろいろな特殊効果が自分に降りかかってきます。
- Motion ・・・ 席が上下左右に動きます
- Water ・・・ 水しぶきが飛びます
- Air ・・・ 冷風や熱風が出ます
- Wind ・・・ 劇場内に風が吹きます
- Lightning ・・・ 劇場内にフラッシュが光ります
これを体験した私の感想がこちらです。
- 多彩で迫力のある演出でテーマパークにいるかのよう
- 水しぶきは座席の横にあるスイッチでOFFにできます
- 格闘シーンで採用される背中側の衝撃が気になる(少し痛い)
- フラッシュライトで、場内が明るくなり没頭感が薄れる
- そよ風や熱風に違和感を感じるシーンもありました
劇場が、まるでディズニーリゾートやUSJにあるようなアトラクションとなっています。
臨場感や特殊効果による迫力は圧巻で、シアタールームの設備にかなりお金が掛かっていることがわかりました。料金が高いのも納得の出来栄えで、鑑賞後には納得してしまいました。
ただ、私が今後4Dで映画を観るか検討する際、慎重になると思います。
- 格闘シーンの都度、背中が叩かれるのが痛い(不快感)
- フラッシュライトも雷を表現とは違う気がする
- 違和感を感じることも多く映画に集中できない
映画を観にきているのに、集中できないというのは本末転倒です。映画そのものを楽しむには、4Dの演出が過剰に感じることもあることを留意しましょう。
4Dの一般的な料金(+3Dメガネ購入代100円)
一般 | 3,200円 |
シニア | 2,900円 |
学生(大・専) | 2,400円 |
中・高校生 | 2,400円 |
ほかにも、TOHO系でも4Dを楽しめる映画館があります。
MX4D(TOHOシネマズより)
まとめ どっち を観るべきか
一般(大人)の料金を比較しましょう。
2D | 3D | 4D | |
一般 | 1,800円 | 2,200円 | 3,200円 |
4Dの料金はまた一段と高く設定されています。上述したとおり、高価格も納得の様々な最新の設備が備え付けられています。
しかし、結論からいうと、2Dと同じ値段が設定されていたとしても、映画をゆっくり楽しみたいときは選ばないと思います。つまり、シアターが用意されていたとしても、ほとんどの場合は4D鑑賞することはないということです。
“2D” ・・・落ち着いて映画を楽しみたい方は間違いなくこれ
2Dは安心して楽しめることを改めて感じました。
“3D” ・・・立体感や迫力を求める映画を楽しみたい方はこれ
最近はCG技術が発達し動画のリアル感が非常に高いです。画面が少々暗くなります。
“4D” ・・・体力がありアトラクションを楽しみたい方向け
もはやテーマパークのアトラクションです。落ち着いて楽しむには不向きな面も。
あらためて2Dの良さを実感
4Dの凄さを目の当たりにしましたが、2Dの良さを再確認したというのが今回の感想です。
私は今後、基本的には2Dを中心に鑑賞し、作品や気分によってたまに3Dや4Dを観る感じになりそうです。
その後、マーベル(MCU)11年の集大成、2019年4月公開の「アベンジャーズ/エンドゲーム」も、2Dで楽しみました。最高に良かったですよ。
また、同じ2DでもIMAXだと一味違う迫力が楽しめると想定できるので、対象の劇場で再鑑賞してみようかなと思います。
ちなみに、私の趣味である映画鑑賞の資金は、ポイントサイトでの稼ぎが原資です。
以上、「2D 3D 4D 映画を観るときはどっちを選ぶべきか」でした。