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新卒の就活で経理の志望動機の事例と説得力を持たせるための考察

今回のキーワード 新卒 就活 経理 志望動機 事例 興味 きっかけ

未経験者にとって、経理の志望動機はイメージが湧きにくく、定型文のような味気ないものなりがちです。

私自身、新卒で経理を志望しながら就職活動を行い、現在は上場企業の経理で働いています。就職活動と社会人になって積んだ実務の経験をもとに、「説得力のある志望動機」について考えていきたいと思います。

ありがちな志望動機と問題点の検証

派遣大手のパソナが提供している情報を読んでみましょう。

【経理職】会社を支える経理職を目指すための志望動機の書き方のコツ|転職エージェントのパソナキャリア

簡単に志望動機事例についても触れており参考になりますが、自分ならどのように組み立てていけばいいかは、ご自身で考えなくてはいけません。

留意しなければならないのは、インターネット上で公開されているような事例は「なぜ志望するか」をクリーンに表現しているだけのものもあるということです。そのような文例に慣れ無機質な志望動機を練ってしまうと、間違いなく選考で落ちることになります。

あちがちな志望動機を3つに分類

経理志望に限らず、選考する人にとって志望動機が平凡に映ると、エントリーシートでも面接でも不採用となってしまいます。

経理志望の場合、大別すると1~3のいずれかのパターンに集約されることになるかと思います。

よくある経理の志望動機
  1. 経営学部(商学部)の授業(簿記論など)で学んだことを活かしたい
  2. 勢いで取り組むタイプというよりコツコツ進めるのが好きなので事務を希望したい
  3. 自分が表に出るよりも裏方でサポートする立場で働きたい

どれも新鮮味に掛けるように思えますが、実はどれも悪いストーリーではありません。

これだけ見るとありきたりに感じるかもしれませんが、この3つのタイプの志望動機でも選考に通ることは十分にできます。

経理は消去法的選択であってはいけない

1つ注意しなければならないのは、「経理をやりたい」という思いの裏返しとして、「他の何かが苦手だ」「こういう仕事はやりたくない」というイメージを持たれないようにすることです。

では、選考する側が、マイナスと捕らえてしまうような“ありがち”な志望動機が作成されてしまう要因を紐解きたいと思います。

“ありがち”とされてしまう志望動機の問題点

結論から言うと、選考に通るためには、冒頭で紹介したような“よくある経理の志望動機”だとしても問題ありません。基本的にはスジが通っていればいいのです。

一方で、面白みがなく採用される見込みがないような志望動機が量産されている事実があります。

問題はシンプルで、どこか理想的なストーリーを、人間身のないシンプルな表現でPRしてしまうことにあります。

例えば、極端に書くと以下のような文章です。

大学で商学部に入学し、授業を受けるなかで興味を持ちました。簿記の授業では、会計の仕組みを知ることができ、その面白さを感じることができました。会計は、企業の経営を支える重要な役割を持っています。貴社の“顧客志向”を反映した企業理念にとても共感したので、それを経理面からサポートしたいとと思います。(145文字)

なんとなく、野暮ったかったり、軽い印象を受けませんか?

  • 背景やきっかけが不明なので、リアリティが感じられない
  • あなた独自の考え方や感じ方が分からないので表面的に感じる

いい意味で必要な特徴が感じられない状態になっているのです。逆に言えば、いい意味であなたらしさを出せば、ぐっと印象は良くなっていきます。

説得力を持たせるための要件は何か

採用側が志望動機の良し悪しを判断する軸は、「オリジナリティ」と「説得力」です。

採用側が何人もの志望動機を読んだり聞いたりしているなかで、選考を通すには理由が必要です。他の人よりも好印象を与えることができれば採用に近づきます。

知識や経験を積み、ストーリーを仕上げることです。

  • あなたの経験(経歴ではない)や考え方が表現されている
  • あなたの意志が反映されたアクションをストーリーに織り込んでいる

「志望動機」も「自己PR」と同じです。読んだり聞いたりしていて、人間性を伝えるということが必須です。

まず、人間性が伝わらないと評価するに至りません。伝わったあとに初めて、その人物像が一緒にビジネスするうえで魅力的かどうかという判断をするのです。

簿記の授業に会計の面白さを感じ、簿記が学べる専門学校に行き資格取得をしました。ゼミでは管理会計を学び、製造業の業績を分析する手法を勉強していました。企業の実務を知るために、OB訪問で質問をしてきました。教科書と実務で異なる点があると感じたので、入社後はより経営に役立つ実務に取り組んでいきたいです。(148文字)

あなたが採用担当だった場合、最初の例文よりこちらの例文の方が、より採用したいと考えませんか?

具体的に使える志望動機のパターンを考えてみる

経理に限った話ではありませんでしたが、志望動機のポイントを紹介しました。しかしそのような就職活動のノウハウは、あらゆる書籍やサイトでいくらでも解説されています。

以下では、経理ならでは志望動機になりえるストーリーを、思いつく限り列挙してみたいと思います。自分に合いそうなパターンはあるか、今からでも挑戦できそうなパターンはあるか、考えてみて下さい。

結局のところ、経理に興味を持ったきっかけは大半のところ以下のどれかになるのではないでしょうか。

王道①:経営/経済/商学部で会計学や簿記の授業をきっかけとする

本記事の例でも使いましたが、このパターンが一番ポピュラーで、無難でしょう。

ただ学部の授業で学んだことを説明するより、そこから自分の意志で資格取得やダブルスクールやゼミで挑戦したことなど、自分から積極的に挑戦したことをアピールすることが必要です。

アピール力の高いエピソードを語れる方は、この王道パターンで作ってみてはいかがでしょうか。

経験や説得力のある考えのレベル勝負

このパターン、ストーリーに無理はなく筋は通るように作れますが、それゆえ多くのライバルもこの論法を使ってくるでしょう。競争に勝つには経験やストーリーの差別化が必要になります。

王道②:会計士/税理士試験の受験経験で得た経験を活かす

会計系の難関資格である公認会計士と税理士の試験の受験経験があれば、それは十分ネタになります。もちろん、ただ「受験経験があります」と言っても意味はなく、「そこでXXを学び〇〇について△△してみたい」といった自分の思いを添えることが重要です。

在学中に合格しなくても、多くの方は親にお金を出してもらい多くの時間を割いていたことでしょう。その経験は失敗談で終わらせるには非常にもったいないです。

私自身の経験を以下の記事にまとめたので、参考にしてみて下さい。

覇道①:インターン等で触れた会計の気付きをきっかけとする

インターンやその他の就職活動のイベントで、グループワークで経営のロールプレイングを行うことがあります。このとき、進めていく中で必ずといっていいほど、損益をシュミレーションするようなことが求められます。

ここで行っていことこそが、“経理の本質”であり“経営の見える化”です。

縁が運にもよりますが、そのような会計に触れる経験があるのなら、そのときの考えたことを細かく思い返してみましょう。

それを言葉にするだけでも、面白いエピソードになる可能性は高いです。

覇道②:アルバイトで会計に関する仕事をした経験を活かす

  • 会計事務所や税理士事務所でのアルバイト
  • 一般の事業会社での会計関係の事務処理

大学生でも、会計に触れるアルバイトをすることができます。アルバイトだとしても、現場の実務経験は将来のご自身の社会人像をイメージするにはもってこいです。かつ、この手のアルバイトを経験している学生は珍しいため、選考でのウケも良いです。

ただし、多くの案件の募集要項は、週3日以上の出勤ができる人、というのが多い印象です。文系の学生のなかには、授業を上手く調整すればチャレンジできる方もいるのではないのでしょうか。

私の場合は3つのパターンの経験がありました

私は、経営学部で会計触れ(王道①)、諦めはしましたが会計士受験を経験し(王道②)、税理士事務所でアルバイトしていました(覇道②)。

少し出来過ぎですね。実際は、税理士事務所でのアルバイトは大学四年生のときに始めていたので、就職活動のネタにするには間に合いませんでした。

この点、アドバイスをするなら、自分から積極的に経理志望に適性のある経験を積みに行くと強いです。ESも面接も、複数のネタがあれば説得力は増していきます。

自分のストーリーを上手に仕上げよう

ここまでヒントとなるようなことを書いたつもりですが、完成させるためにはあなたが自分の志望動機を推敲するしかありません。

  • 些細なことでも、自分に起きた変化を書き出してみる
  • そのとき思ったこと、考えたことを書き出してみる
  • 現在の自分のなかにどのような思いが残っているかを考えてみる

Wordの「白紙の文書」を開きましょう。どんなスケールでも構いません。あなたの経験をあなたの言葉で彩った自分のストーリーで、志望動機を色付けていって下さい。

何度か人に見てもらって、納得いくまで修正していきましょう。自他の共に評価して、いいのができたと思えたら、きっと選考に通る志望動機が完成すると思います。

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