今回のキーワード 新卒 経理 面接 内定
新卒で経理を志望した私の就職活動の全体像を解説します。このシリーズもついに完結です。
この記事は就職活動の~面接と内定編~【4/4】です。大学四年生の春(4月)の話です。
2019年卒の方でいうと、大学四年生の初夏(6月)だと思って読んでみてください。
面接に慣れて選考を突破する
私がエントリーシートを通過したのは、7社ほどでした。あまり持ち駒に余裕がない状態で面接での採用選考時期に突入です。今思い返せばだいぶ不安な気持ちに過ごしていました。
【関連記事】新卒で経理を志望したトミーの就活~ES編~
反省を再掲すると、もっとES提出数を増やしておけばよかったということです。一般的な大学生の平均提出数が26社だとしても、大手の難易度が高い企業を中心に受ける場合は40社くらい提出するのがよいようです。
とにかくまずは面接に慣れておく
私のときは経団連の選考解禁が4月でした。そこに私の本命企業がいくつかあったのですが、慣れも必要だろうということで、2月に初めて面接を受けました。
経団連に加盟していない企業や外資系の企業は、3月以前から先行を行っています。マスコミやコンサル、外資金融などの業界がこれにあたることがほとんどです。気づいたら選考が終わっていたということがないようにしましょう。
結果的に、本命で得ない企業でも興味があり、選考時期が早い企業を受けるのは大正解でした。
~2月に実施された私にとって採用選考初めての面接~
面:自己PRを一分でお願いします。
私:~~~(何とか話せた、気がする)
面:では次の質問。なぜ弊社を受けたのですか?
私:! ・・・好きな会社だからです。
もちろん不合格です(笑)。準備不足過ぎると言われるとそれまでですが、面接を受けるまで本当の意味で“話すことを決めておく”準備が必要があるということを認識できていなかったです。
ここで初めて、一人で声を出して話してみる、模擬面接、ESで書いた内容を端的に覚えるといった準備をする必要があると痛感したわけです。
選考解禁日以降の生活は就活集中モード
準備や練習を積み重ね、暖かい季節が到来したらもう本番が始まります。
4月(2019卒でいう6月)の選考解禁日が近づいたら、アルバイトは気休めに日曜日、週1回程度に留めました。
4月の初旬に集中する選考をスケジュール調整しながらいくつも受け、コツをつかんだり自信をなくしたり浮き沈みをしながら乗り切ります。
圧倒的に能力や魅力がある人は、面接官との相性やタイミングで合否も変わります。お祈りメールが来たり、通過の連絡が来なかったりして、志望している企業の選考に落ちると本当に落ち込みます。特に、志望度が高い企業だとなおさらショックです。
私も、OB訪問を何人かした第一志望の企業に落ちました。すっかりその気になって、自分が入社するつもりになっていた企業に落ちるのは人生設計が狂ったような気にもなります。
でも、大事なことは、気持ちを切らずに内定が出るまで頑張り続けることです。志望度が高くない企業でも、あなたがエントリーした企業です。選考が順調に進む企業は、縁があるということであり、愛着も沸きます。私もまさにそうなりました。次に目を向けましょう。
また、面接を続ける中で、やった方がいいなと感じたことがあります。それは、面接を受けたあとに、その日のうちに、面接官の質問と自分の回答の内容を一言一句ノートに書き起こしてみるということです。
これによって、“自分の返答が客観的に見て回答になっているか”が分かり、かなり次回以降の面接の参考になります。また、文章をまとめるなかで、スムーズな言い回しを考える機会になります。
- 実際に声に出した面接の練習(模擬面接)が必須
- ESで書いた内容を口頭で説明できるようになる
- 面接が終わったらその日のうちに記録ノートを作る
内定=晴れて社会人生活への切符を手にする
4月中旬ごろ、内定の通知を頂きました。
4月1日から続いていた面接ラッシュが落ち着き、選考の続いている企業(持ち駒)が少なくなり焦りを感じ始めたころに、無事内定を得ることができてほっとしました。このとき、半年以上続いた就職活動が終えることができるのが本当に嬉しかったのを覚えています。
この新卒採用で縁があった企業で今も働いています。
待遇や環境に満足して働いています。当たり前ですが、自分がいいなと思ってエントリーした企業のなかから出た内定です。一つの企業で定年まで働く必要はありませんが、新卒の企業選びに真剣になることには意味があります。真剣に取り組んだ就職活動で得られる経験や企業での就業経験は、何物にも代えがたい成果に結びついているはずです。